北野武映画祭solo.6「HANA-BI」

2020.05.12 Tuesday



日中は夏日で、夕方から涼しい風。

扇風機がここちよい季節になりました。

初夏ってノスタルジー感じるよね。。

 

さて。。

 

※以下、ネタバレ含みます

 

 

 

 

『HANA-BI』 1998年。7作目。

 

これも昔、1〜2回観たと思います。
ヴェネチア国際映画祭で金獅子賞等々を受賞したニュースに納得した。

初期作品のヒリヒリしたあやうい感じを、

すっきりシンプルに洗練した印象。海と絵と、まっすぐな愛。

という記憶。10年くらいぶりかな。

 

 

…観たら、これ初期作品のうちに入るなと。。(わたし基準)

すごくヒリヒリする(泣)

敢えて暴力シーンを間接的にうつすシーンが多くて

(音とか影とか、別の表情とかで)

それがますます孤独感を増してる。。


渡辺哲の、銀行強盗に対する「いいなあ」の満面の笑みが素敵。笑

やっぱり白竜の存在感は、かっこよく感じてしまう。。

岸本佳代子の、防寒姿がこどもっぽくて愛らしい。

 

昔観たときにあまりわからなかった、たけしの絵が、

今は深読みできて、雪の絵の赤いインクをひっかけるとことか

ちぎれそうだった。

 

夫婦間の会話がほとんどないところに、深い愛。。

たけしのサングラスに、きっと寂しそうな目をしているとわかる。

かくっと下を向いただけで、泣いてるように見える。

最後、海のシーンの長さに、

たけしの想いがめぐる心情をひしひしと感じさせられました。。

 

やはり、たけし映画は、説明がないところを読む映画で、

だから観るたびに感じ方が変わるんだろうなと思う。

映像も綺麗だから、映像だけでも見飽きない。。

花火と、花が、よく出てくるのも素敵。

 

ただ一点だけ、銀行強盗がうまくいきすぎて

そこだけもうちょっと説明が欲しかったような。。

けど、もし説明があったらちゃちくなるかな。。難しいね。

 

 

7作目にして、まだこの孤独感。

たけしは、行動力もセンスもあって努力の人で、

お笑いで成功して、いろんな人に認められて、、

それでも何故こんなに孤独を描き続けるだろう。

と、思いました。

お笑いによるハッピーと、映画による哀愁の両極端。

 

たけし映画のDVDにメイキングが付いてるのは嬉しい。

深読みする映画だからこそ、

(今回は比較的シンプルだけど)

どんなふうに演出したりしてるんだろうという興味。

表情の指示とか。

 

音楽もすごくハマってる。。

どういった音楽を付けるべきか悩んでいた久石譲に、

たけしの指示が、「アコースティックな世界で、きれいな音楽があるといいね」

「きれいな弦が流れてさ。暴力シーンもあるんだけど、関係なくきれいな音楽が流れて…」

そのセンス、わたしと同じ。。!

 

 

寺島進の部下役の刑事役、逸見太郎さんは、

なんと逸見政孝さんの長男で、ここでデビューしたそうです。

 

あと、娘が出演したのは謎で。。

対比として、2人を見て首をかしげるシーンが、

ただの寂しいシーンじゃなくなるからということですが。。

凧がやぶれても、構わず飛ばすところは良かったです。

 

 

最後のシーンがやたら取り立たされがちだけど、

この映画ならではの、

たけしのグッとくる表情はいっぱいあります。

 

HANA-BI = 花 - 火 = 生 - 死

 

 

 

この取材映像を見ると、

それまでの作品の「死」は、逃げで、

今回は、向かう、攻撃した、って言ってた。。

どういうことなんだろう(´°ω°`)、

 

お笑いと暴力はとても似てると言う

その意味がわからなくもないけど、実感はできないのです。




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    category:cinema/books | by:りふ
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